法律より優先される掟とは
人生を送る上で、自分なりのルールを決めて、人は日々生活しております。
僕の敬愛する、本田紘輝君は、12歳の若さで、この世を去る事になりましたが、残された言葉は、今も、僕の胸に残り、1日たりとも、忘れた事はございません。
“生きる”って何だろう?、“本当の幸せ”って何だろう?
少年が描き続けた画用紙の絵には、その答えが隠されておりました。
2007年夏、12歳の誕生日を迎えた紘輝君はカメラの前でこうつぶやきました。
「人生は終わった後、どうなるんだろう―」
この日を境に、紘輝君のがんはさらに進行していく。
2007年秋、病室では震える手でそれでも絵筆を握って描き続ける紘輝君の姿がありました。
描いたのは強くて負けないドラゴン。目と心臓に真っ赤な色を塗った紘輝君はこの絵を最後に「疲れた」と言って、絵筆を置いた。
この直後から、病気との闘いは最終ラウンドに入り、親子は互いを懸命に支えあいながら、死の恐怖と立ち向かわれます。
そして、2007年12月28日、紘輝君はお母さんの胸に抱かれて、病との闘いを終えられました。
紘輝君が描いた絵の中でひときわ、ギラギラ輝き、強烈なメッセージを放つ1枚の絵があります。
その絵のタイトルは、紘輝君がいつも励みにしていた言葉です。
【負ケテタマルカ!!】絶望の向こうにはきっと「希望」があります。
紘輝君が遺した絵には12年間の人生を全力で生き抜いた、少年の“熱いエール”が込められています。
彼の残された言葉
「子ども夢を守る仕事がしたい」
「負ケテタマルカ!!」
このふたつの言葉、は忘れたくても、忘れる事が出来ません。
貴方が生きている今日は、彼が生きることを渇望した明日となります。
自身の掟に従い、「負ケテタマルカ!!」の精神で、今日を楽しんでください。